走り続ける5人と活動休止の5人#4
2018年の4月のすばるの脱退発表からの2年間は本当にしんどかった。
こんなに悲しくて悲しくて、いつまで泣いてるんだよっていちいち泣いて、いちいち悲しんでいた時期が続いた。
次から次となんなのって。
担当のグループが立て続けに脱退→活動休止発表→脱退
数年前にSMAPの解散を目の当たりにして。
(あ、こんなにも簡単に解散しちゃうんだ。)
(こんなにも簡単に好きなものが目の前からいなくなっちゃうんだ。)
それを知ってしまったからいつまでも続く事はないって分かっていたはずなのに、何故か自分の担当グループに対しては安心してしまっていた。
【2018年4月15日 渋谷すばる脱退発表】
前もってFCからお知らせメールがきていた。
時間ピッタリに再びメールが届き詳細を確認した。
現実を受け入れきれぬまま職場を抜け出し、Aちゃんに電話をしてすぐにメールを見るよう伝えた。
『すばる君がいなくなっちゃう。』
メールを見た後、電話越しに泣いていた。
その後は安田章大の脳腫瘍と骨折の報告。
もちろん本人たちが一番しんどくて苦しかっただろうけど、あの時期の彼らのステージに立ち続ける覚悟とエネルギーは本当に凄かった。
最後の最後まで7人の姿は最高で最強にカッコよくて誇らしかった。
【2019年1月27日 嵐活動休止発表】
友達からLINEが入っていて意味が分からなかった。
すぐに事実を知り、目の前で5人が活動休止について話している動画が流れている。
観ながら何を言っているのか、心がついていかないと人は理解をしようとしなくなる。
あれだけ、SMAPやすばるの時に永遠はないと思い知らされていたのに。
どこかで嵐は大丈夫と思っていた自分がいたことに気付いて怒りさえ感じた。
すばるの時もそうだったけど嵐の時も同じ様にオタじゃない人達から質問された。
『なんで脱退するの?』
『なんで休止するの?』
1から説明するのが本当にしんどい。
その度に心のダメージが凄いし、オタ以外の人とはそれに関しては話したくなかった。
掛け持ちしていて良かったと思うのは、片方で辛い時は片方が支えになる。
埋まるわけではないけど何とか保っていられる。
まぁ、今思うとそう思い込んでいただけだけど。
【2019年9月5日 錦戸亮脱退発表】
2日前の東京ドームで観たのが6人の最後。
運よく中央ステージが目の前で【ひとつのうた】の時。
ステージに座って会場を見渡しながら穏やかにメンバーが歌うメロディに合わせて横揺れしていた亮ちゃんが凄く印象的だった。
発表当日はオタ友とカラオケに行って思いっきり泣いて騒いだけど、すばるの時程の悲しみはなかった。
すばるに嵐にと疲れていたってのが正直なところ。
『絶妙に保っていたバランスが急に崩れてしまいました。』
『一歩ずつでもいいからゆっくりでいいから、歩き出さなきゃいけない。』
『皆はまだ立ち止まってもいいかなと。後を振り返っても全然大丈夫です。』
『時間が経って前を向いた時に、ちゃんと僕達が立っていられるように。』
『笑顔で迎えられるように準備します。』
『いままで夢を見て過ごしてきた15年間は本当にキラキラした僕にとっての青春。』
『僕の横には仲間がいます。重い荷物を持ってくれる頼もしいお兄ちゃんがいます。』
『eighterの皆には本当に感謝しています。貴方達がいたからこの半年間ずっと笑顔でいられました。』
発表後すぐにラジオで大倉が伝えてくれた手紙は愛がいっぱいで号泣した。
彼のこの手紙でどれだけの人が救われたか。
後に【友よ】の特典で『しんどかった。』と5人の口から聞けてホッとした。
こっちがこんなにしんどいんだから、本人たちはそうだよねw
関ジャニ∞は止まらずに5人で関ジャニ∞として走り続けることを選んだ。
嵐は5人で走れないなら一旦、止まって嵐を休止することを選んだ。
それぞれらしい選択だなと思う。
彼らがそう選んだ以上、そして自分自身がその先にある景色を観たいと思い続ける限りはついて行こうと思う。
あー本当にしんどかったw